御殿場市、小山町、裾野市の訪問医療マッサージ・訪問リハビリマッサージ|KEiROW(ケイロウ)小山御殿場ステーション

小山御殿場ステーション
【営業時間】9:00~18:00【定休日】土・日【電話番号】0120-857-920 お問い合わせ

心房頻拍 心房粗動 心房細動 不整脈

2021年07月20日

利用者様の訪問マッサージに向け、お医者様から同意書をいただきました。

その中に「心房頻拍」と書いてありました。

恥ずかしながら心房頻拍を知らなかったので調べてみました。

心房頻拍とは?
心房内に起源を有する頻拍がある。頻拍の起源により心房内リエントリー性頻拍、異所性心房頻拍、心房瘢痕部頻拍に分類される。いずれにせよ、洞房結節とは異なる位置から興奮が始まるため、洞調律とは異なる形のP波を認める。PQ時間も変化し、また房室ブロックによりQRS波が脱落することもある。と書いてあります。

他利用者様の既往歴には「心房粗動」がありました。
では心房粗動とは?
心房粗動は右房内に形成されたマイクロリエントリーが原因で生じる。右房中隔、右房自由壁、下大静脈ー三尖弁輪間右房頰部を含む経路であり、この回路を電気興奮がぐるぐると回ってしまうことによって頻拍が持続する。正常洞調律の場合の心房興奮を表すP波がなくなる代わりに鋸歯状のゆらゆらとした粗動波(F波)として認められる。と書いてあります。

簡潔に言うと心房頻拍と心房粗動の違いは何でしょう?
・等電位線がなく鋸歯状波を形成し、興奮が240回/分以上(240〜350回程度)のものを心房粗動
・等電位線があり興奮頻度が240回/分以下のものを心房頻拍という。
 (*等電位線とは心電図における真っ直ぐの線、基線のこと。)

心房とつく病気が他にもあります。
心房細動とは?
正常な心臓のリズムでは、安静時は規則的に1分間に50回~100回拍動します。しかし心房細動になると心房の拍動数は1分間に300回以上にもおよび、心臓は速く不規則に拍動します。

上記3つとも不整脈の一種と考えられます。
不整脈とは?
私たちの心臓は、通常1分間に50~100回規則正しく脈拍を打ちます。脈拍は年齢に減少し、65歳以上の高齢者の場合、正常脈拍範囲は60~80回/分といわれています。この規則正しい脈拍のリズムが乱れることを「不整脈」と呼びます。
不整脈は
脈が遅くなる「除脈」
早くなる「頻脈」
脈が飛んだように感じる「期外収縮」の3つに大きく分けられます。「除脈」は脈拍が1分間に60回以下、「頻脈」は脈拍が100回以上の場合とされています。

不整脈の原因は?
・遺伝や体質
 遺伝により不整脈が起こることがあります。この場合、家族内で同じような心電図が見られます。
・薬の副作用
 処方箋や市販薬の副作用として、不整脈が起こります。薬を飲むのをやめるとピタッと止まるので、危険性は高くありません。気になるようであれば、主治医や薬剤師に相談しましょう。
・加齢
 歳を重ねると身体機能が低下していきます。心臓も例外ではありません。年齢と共に不整脈の方は増加し、80歳を超えると10人に1人の方が不整脈といわれています。
・生活習慣
 飲酒、喫煙、カフェインの摂りすぎ、睡眠不足なども原因となります。
・ストレス
 交感神経は、心臓のリズムコントロールに大きく関わっています。この交感神経は、ストレスの影響を受けやすいため、それに伴い脈拍のリズムが乱れてしまうといわれています。
・病気
 狭心症、心筋梗塞などの心臓病や高血圧、甲状腺異常がある方も不整脈になりやすいといわれています。

では、予防法は何でしょうか?
・定期的な健康診断を受ける
・ストレスを避ける
 適度な運動したり、お休みにはしっかりリラックスするようにしましょう。
・アルコールを控える
・血圧のコントロール
 高血圧の方は、不整脈を起こしやすいといわれています。
・糖尿病の予防
 高血圧と同じく、糖尿病の方も不整脈を起こしやすいといわれています。食生活の改善や適度な運動を行い、糖尿病の予防に努めましょう。

今日のように、病気について調べていると「ストレスを避ける」と書かれていることが多くあります。
訪問マッサージでコリや疼痛の緩和を図りながら、コミュニケーションをとおして日頃のストレスを少しでも緩和できますよう努めてまいります。

デイサービスふるさと倶楽部はコチラ
https://furusato-club.com/